「認知症」と「学習療法」
2015年 12月 01日
こんにちは!いまくまのからです^^
すっかり寒くなってきましたね。
いまくまのの周辺にはたくさんの観光地があるので、休日となれば観光客のみなさんの姿でにぎわっていますよ!
さて、いまくまのからお届けしているんですが・・・
わたしは先日、北大路にある京都市北文化会館に行ってきました!
ある映画の上映会があったためです。
それは・・・
「僕がジョンと呼ばれるまで」
という映画です。
2013年に日本のスタッフが制作したドキュメンタリー映画で、アメリカの介護施設が舞台となっています。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうか??
少しご紹介させていただきますね。
*
*
*
平均年齢80歳以上のアメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設。
ここに暮らす多くの方が認知症です。
スタッフのジョンは施設で暮らすおじいちゃんおばあちゃんに毎日たずねます。
「僕の名前を知っていますか?」
でも、答えはいつも 「いいえ」
何度名前を伝えても覚えていません。
そんな彼女たちが挑戦したある取り組みが、彼女たちの毎日を変えていきます。
それはスタッフと一緒に、読み書きや簡単な計算などをすることで認知症の改善を目指すというもの。
彼女たちは仲間と一緒に学ぶことで、大切なものを思い出していきます。
そしてそのことは、ジョンやスタッフ、そして家族をも笑顔に変えました。
この物語に登場する人たちの笑顔が、私たち誰もが抱える不安を希望に変えるヒントになるはずです。
(「僕がジョンと呼ばれるまで」公式ホームページより抜粋)
*
*
*
この作品のキーワードとなっているのが、
「認知症」と「学習療法」
認知症になってしまったら・・・
いろんなことをどんどん忘れてしまって、何もわからなくなってしまう。
ただそんなイメージを持っていらっしゃっる方も多いかもしれません。
実は、そうではありません。
少しの手助けがあれば、できることはたくさんあるのです。
そして、人と係っていたい、役割をもちたいといった気持ちも残っています。
認知症の人たちの そんな「思い」や、まだまだ「できること」を大切にしたいと思います。
また、今では、認知症の進行を遅らせる薬などもあります。
しかし、それ以外にも非薬物療法である「学習療法」
というものもあります。
「学習療法」とは、
認知症の予防・改善を目的とした非薬物療法のひとつです。
川島隆太東北大教授の研究チームが開発した日本生まれの脳活性化プログラムであり、毎日、簡単な計算問題を解いたり声に出して文章を読んだりすることで脳の働きを活発にし、認知症の予防・改善につながります。
一定の効果が確認されており、全国で約1.5万人(認知症発症者の0.3%程度)の方が取り組んでいますが、まだまだ知られていないのが実情です。
(「僕がジョンと呼ばれるまで」京都府上映実行委員会チラシより抜粋)
この映画を観て、
「認知症」の見方がさらに変わりました。
薬のちからだけでなく、少しずつの小さな積み重ねで、改善されることもある。
できなくなったことに目を向けるのではなく、少しずつできることを増やしてみる。
それがきちんと効果として表れていることに、驚きました。
なにより、ご利用者のみなさんの表情が明らかに違うのです。
希望がたくさんあふれていました。
もしかすると、学習療法そのものの試みだけでなく
スタッフや家族との気持ちの交流や、同じ時間を過ごす楽しさも
ご利用者さんの変化に大きな影響を与えたのかもしれません。
これって、とてもすごいことですよね。
私たちも、ご本人の持っていらっしゃる力を見逃さず、
「できること」を大切にして一緒に過ごす時間を作ること、
少しずつでも取り組んでいけたらいいなあ、と思います。
そして、「僕がジョンとよばれるまで」
機会があれば、ぜひ一度見ていただきたい作品です。
認知症について いろんな視点で考えるきっかけになるかもしれません。
以上、いまくまのからの投稿でした*
すっかり寒くなってきましたね。
いまくまのの周辺にはたくさんの観光地があるので、休日となれば観光客のみなさんの姿でにぎわっていますよ!
さて、いまくまのからお届けしているんですが・・・
わたしは先日、北大路にある京都市北文化会館に行ってきました!
ある映画の上映会があったためです。
それは・・・
「僕がジョンと呼ばれるまで」
という映画です。
2013年に日本のスタッフが制作したドキュメンタリー映画で、アメリカの介護施設が舞台となっています。
ご存知の方もいらっしゃるでしょうか??
少しご紹介させていただきますね。
*
*
*
平均年齢80歳以上のアメリカ・オハイオ州にある高齢者介護施設。
ここに暮らす多くの方が認知症です。
スタッフのジョンは施設で暮らすおじいちゃんおばあちゃんに毎日たずねます。
「僕の名前を知っていますか?」
でも、答えはいつも 「いいえ」
何度名前を伝えても覚えていません。
そんな彼女たちが挑戦したある取り組みが、彼女たちの毎日を変えていきます。
それはスタッフと一緒に、読み書きや簡単な計算などをすることで認知症の改善を目指すというもの。
彼女たちは仲間と一緒に学ぶことで、大切なものを思い出していきます。
そしてそのことは、ジョンやスタッフ、そして家族をも笑顔に変えました。
この物語に登場する人たちの笑顔が、私たち誰もが抱える不安を希望に変えるヒントになるはずです。
(「僕がジョンと呼ばれるまで」公式ホームページより抜粋)
*
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この作品のキーワードとなっているのが、
「認知症」と「学習療法」
認知症になってしまったら・・・
いろんなことをどんどん忘れてしまって、何もわからなくなってしまう。
ただそんなイメージを持っていらっしゃっる方も多いかもしれません。
実は、そうではありません。
少しの手助けがあれば、できることはたくさんあるのです。
そして、人と係っていたい、役割をもちたいといった気持ちも残っています。
認知症の人たちの そんな「思い」や、まだまだ「できること」を大切にしたいと思います。
また、今では、認知症の進行を遅らせる薬などもあります。
しかし、それ以外にも非薬物療法である「学習療法」
というものもあります。
「学習療法」とは、
認知症の予防・改善を目的とした非薬物療法のひとつです。
川島隆太東北大教授の研究チームが開発した日本生まれの脳活性化プログラムであり、毎日、簡単な計算問題を解いたり声に出して文章を読んだりすることで脳の働きを活発にし、認知症の予防・改善につながります。
一定の効果が確認されており、全国で約1.5万人(認知症発症者の0.3%程度)の方が取り組んでいますが、まだまだ知られていないのが実情です。
(「僕がジョンと呼ばれるまで」京都府上映実行委員会チラシより抜粋)
この映画を観て、
「認知症」の見方がさらに変わりました。
薬のちからだけでなく、少しずつの小さな積み重ねで、改善されることもある。
できなくなったことに目を向けるのではなく、少しずつできることを増やしてみる。
それがきちんと効果として表れていることに、驚きました。
なにより、ご利用者のみなさんの表情が明らかに違うのです。
希望がたくさんあふれていました。
もしかすると、学習療法そのものの試みだけでなく
スタッフや家族との気持ちの交流や、同じ時間を過ごす楽しさも
ご利用者さんの変化に大きな影響を与えたのかもしれません。
これって、とてもすごいことですよね。
私たちも、ご本人の持っていらっしゃる力を見逃さず、
「できること」を大切にして一緒に過ごす時間を作ること、
少しずつでも取り組んでいけたらいいなあ、と思います。
そして、「僕がジョンとよばれるまで」
機会があれば、ぜひ一度見ていただきたい作品です。
認知症について いろんな視点で考えるきっかけになるかもしれません。
以上、いまくまのからの投稿でした*
by kitaooji8025
| 2015-12-01 12:31
| いまくまの